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【日本ハム】新庄剛志監督「15試合限定がワ~って消え」2発6打点野村佑希「真の4番」“昇格”

<西武5-7日本ハム>◇30日◇ベルーナドーム

日本ハムが63年ぶりの“開幕ストレート3連勝”を飾った。4番野村佑希内野手(24)が2打席連続本塁打を含む3安打6打点と大暴れで最高のスタートダッシュを切った。新庄剛志監督(53)が昨年11月末のファンフェスで指名した「開幕4番」だけでなく「開幕投手」に「開幕ダブル守護神」も躍動し、東映時代の62年に記録して以来の開幕3戦3勝。勢いに乗って「本拠地開幕投手」のエース右腕がスタンバイする4月1日ソフトバンク戦へ臨む。

◇   ◇   ◇

新庄監督は「最高の、いいものを見せてもらった」と笑みを浮かべた。開幕3戦目は昨年11月末にファンフェスで「開幕4番」を通達した背番号5の独壇場。「初回に4番が、点を取れるかなっていうところで打つ。あれは、うれしかったですね」。1回2死二塁。4番野村が先制の適時二塁打。チャンスで仕事をする。求める4番像を体現してくれたことが最高だった。

今季は野村に「二塁打指令」を出しているが、その後は2打席連続本塁打。3回こそ“約束破り”の1発にバツ印も、5回は両手で大きくマル印。アーチを狙うスイングではなく、二塁打を狙うようなスイングの延長線上に生まれた2連発に「バツして、どうもすいませんでした! っていうくらい、きれいだったね」と素直に“謝罪”した。

そして「開幕4番」から「真の4番」への“昇格”も明かした。「この結果は、15試合限定というのがワ~って消えていくような打席内容でしたね」と4番継続か否かの見極めを12試合も前倒しで終了。自信を持って今後も「4番野村」で戦っていくことを決めた。

新庄監督は、ふと思った。「当たりすぎて、怖い…」。球団63年ぶりの引き分けなしの開幕3連勝は、ファンフェスで「開幕投手」に指名した金村のプロ初完投初完封勝利から始まり、2戦目と3戦目は「開幕ダブル守護神」に指名した田中と斎藤が完璧に最後を締めた。キーマンに据えた選手たちの活躍に「予知があるんで、僕には」とニヤリ。もう1人、名前を挙げていた本拠地開幕投手も準備万全だ。「伊藤君にはプレッシャーはかけたと思う。間違いない」。信頼するエースで開幕4連勝を決める。【木下大輔】

▼日本ハムの開幕3連勝は80年以来、45年ぶり6度目。80年は3戦目が引き分けで、開幕から3戦3勝は、球団初の日本一に輝いた62年(6連勝)以来、63年ぶり4度目になる。この3連戦はすべて先制し、途中で追いつかれても西武にリードを許さなかった。日本ハムが相手に1度もリードを許さずに開幕3連勝は61年に次いで2度目。

▽日本ハム・レイエス(3打数3安打1四球と全出塁で全得点に絡む活躍)「やる気に満ちあふれているよ。(オフに)母国でやってきた練習が今の結果につながっているね」

▽日本ハム・バーヘイゲン(5回4安打2失点で今季初先発初勝利)「いい緊張感で楽しんで投げることができた。何よりも攻撃陣がたくさん打ってくれたので心強かった」

八代目尾上菊五郎&六代目菊之助の襲名彩る祝幕が決定

5月に八代目尾上菊五郎、六代目菊之助をそれぞれ襲名する歌舞伎俳優、尾上菊之助(47)と長男、尾上丑之助(11)の襲名披露興行を彩る特別な引幕「祝幕」が30日、決定した。

東京・銀座の歌舞伎座で行われる「團菊祭五月大歌舞伎」(5月2~27日)は日本画の巨匠、田渕俊夫氏、「六月大歌舞伎」(6月2~27日)は日本美術院院友で鎌倉女子大准教授、大河原典子氏が手がける。

また、「團菊祭」の祝幕は株式会社長谷萬、「六月大歌舞伎」は世界的高級ジュエリーブランド、ティファニーがサポートすることも決まった。

今回の襲名への思いを体現した祝幕は後日お披露目される。

ドジャース・ベッツ無念の開幕欠場 尋常じゃなかった給水要請…うつむき、座り込んだスーパースター

体調不良を抱えていたドジャースのムーキー・ベッツ内野手(32)が、18日から始まるMLB日本開幕シリーズのカブスとの2連戦(東京ドーム)を欠場することになった。

来日前に体調を崩し、体重が激減。15日からチーム練習に一部参加するなどタイムリミットぎりぎりまで回復を待ったが、デーブ・ロバーツ監督(52)は攻守の要である正遊撃手の開幕戦出場を見送る決断を17日までに下した。

指揮官は16日の段階で、17日の練習前のコンディションを確認した上で練習参加の場合はフルメニューを消化し、さらに練習終了後の疲労度などをチェックして最終判断を下す方針を決めていた。ピックアップ練習となった17日、ベッツの姿は東京ドームのグラウンドにはなかった。

来日前に発症した症状について、チーム内からは胃腸炎のような症状という情報が漏れ伝わっていた。勤勉で知られるベッツは回復を信じ、東京での開幕シリーズ出場に強い意志を示して来日。戦場に戻るため最善を尽くすも、大幅な体重減少などもあり、調整はままならなかったとみられる。

来日後、紛れもなく〝異常〟のサインは出ていた。。16日の阪神とのプレシーズンゲーム(東京ドーム)前に行われたチーム練習。ベッツがベテランのロハスと守備練習を行っている際、近くで見守っていたロバーツ監督が、突然激しいジェスチャーでチームスタッフを呼び寄せた。ペットボトルの水を受け取ると、すぐさまベッツに給水を指示。指揮官の激しい口調と尋常ではない身ぶり手ぶりから非常事態であることは明らかだった。座り込む場面もあり、脱水症状のような状態が見受けられた。

練習の合間には、指揮官がベッツの背中にそっと手を添え、優しく語りかける場面もあった。2018年のMVP受賞者で、責任感の強いスター選手。律義に指揮官の正面に体を向き直して、うつむき加減に言葉を返す姿は痛々しかった。

ロバーツ監督は練習後に「(特別な)開幕戦ではあるが、ケガにつながるようなことはさせたくない」とも語っていた。ベッツ抜きの開幕戦――。すでに腹は決まっていたのかもしれない。ベッツは代えの利かない戦力。ゆえに不在となれば、打順などチームのバランスにも影響を与える。限られた時間の中で直接対話してベッツにリスペクトを示し、英断を下したはずだ。

ベッツは16日に大谷が主催した選手だけの夕食会に参加。葛藤を胸の内にしまい同じ釜の飯を食う姿は、最強軍団の結束を深める一因となったかもしれない。

本拠地開幕戦(現地27日、タイガース戦)に照準を合わせることになったベッツ。ドジャースは、長期的な視点で下した断をプラスに変えられるか。

ドジャース・ロバーツ監督「今まで経験した食事会でベスト」大谷翔平らの“おもてなし”に感謝

ドジャースのロバーツ監督は、日本人選手たちへ感謝の意を示した。

16日、阪神とのプレシーズンゲーム後に大谷、山本、佐々木らが同僚選手をすしや焼き鳥などの日本食ディナーでおもてなし。同監督は「昨夜はショウヘイ、ヨシノブ、ロウキが選手たちのためにディナー会を開いてくれた。非常に素晴らしい会だった」とうなずき、「選手たちは『今まで経験した食事会の中でもベストだった』と言っていた。31人全員が出席し、素晴らしい時間を過ごした。みんなの結束を高める素晴らしい時間となった」と続けた。

投手陣を中心に体を動かした開幕戦の前日も同監督は東京ドームに姿を見せ、それぞれの最終調整を見守った。自身は沖縄県で生まれ、母が日本人で日本との縁も深い。今回の滞在については「ショウヘイのように、国全体を背負うということがどんなものかを実感した」と振り返り、大谷の存在感の大きさを表現。チームで一致団結し、開幕戦に臨む。