
普段から適度な運動、正しい姿勢で体幹の筋力を維持
「多くの女性は40代、50代で閉経を迎えます。60代では女性ホルモンのエストロゲン分泌が止まり、そこに運動量の減少も重なって体幹をはじめ全身の筋肉が弱くなりがち。加齢によるエストロゲンの減少は避けられませんが、筋肉量の減少カーブをゆるやかにするには日常的にきつすぎない運動を続けることが大切です。
また、体幹の筋肉強化には正しい姿勢の維持が大切です。頸椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯し、背骨が自然なS字カーブを描くのが理想的。この状態をピラティスでは『ニュートラルポジション』と言います。前後・左右・上下に偏らず、各関節が機能的に中間(ニュートラル)な位置にあると体に負担がかかりにくく、体幹が働きやすくなります」...